医龍#1「神の手を持つ男」

医龍~Team Medical Dragon~ DVD-BOX

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木10はどっちかに絞ろうかと思ってたんだけど、うー…、難しいなあ。こっちもなかなか面白かった。まあ見る前に一番ネックだったのが主役の彼なんですが、無口な役で特別可もなく不可もなくというか。アウトローだから医者っぽく見えなくてもいいのかな?と思うし(それ言ったらもっと変な医者が他にいる…)。あと稲森いずみも、思ってたよりずっとハマっててかっこよかった。一応この二人がメインっぽいんだけど、何と言ってもそれ以外のキャストが豪華!北村一輝佐々木蔵之介阿部サダヲって反則じゃね?夏木マリ岸部一徳もビシっと締めてるし。でー、目の保養担当の徹平ちゃんと。一応坂口憲二主演ですけど、坂口目当てで見てる人<徹平ちゃん目当てで見てる人、なのは火を見るより明らかだよなあと思っていたら、徹平ちゃん出番多い多い。制作側もちゃんとわかってますね。しかもメガネで気の弱い萌えキャラだよ。

原作は凄く面白いって聞いてたんだけど、初回を見た限りだと、ありがちな医療モノの域を脱してはいないかなあ…と。大学病院の腐敗っぷりとか、ボールペンで気胸を応急処置とか、割と使い古されちゃってるからね。坂口&稲森だけのシーンは、ちょっと退屈なとこもあった。ただこれって「チーム医龍」の話なんだよね。これからどんどん仲間が増えてくわけだ。だからこそ周りを豪華キャストで固めたんだろうし、これから彼らがどんどん出てきたら、面白くなりそう。演出的には、予想してたより随分マンガチックでした。「クロサギ」もそうだけど、下手にリアリティ追求するより、TVドラマはこういう方向に吹っ切った方がいいのかも。特に医療モノは、ただでさえマンネリになりがちですからね。これはこれで、作品のカラーとして正解なんじゃないでしょうか。