#9「元女優の詐欺師と演技比べ」

まあねー、私がこれに触れなかったら、それこそサギだろって言われそうなんで(そうか?)、最初に言っときますけども。凄かったっすねピーのピー!!冒頭スウェット姿で出てきた時に、また前髪ピンで留めてて「きゃわいいー!」なんて萌えてたら、ん?あの、なんかやけに…形がはっきりくっきりもっこりっていうか?え?何事?と思ってるうちに、階段を飛び跳ねながら下りる黒崎さん。それに伴ってピーのピーも、暴れ馬のように飛び跳ねてますが?あまりの衝撃映像に、しばし呆然でしたよ。あーびっくりした。確かにあなた、前日の日記で「さらけ出す!」と書いてらっしゃいましたけど、何もそんなモノをさらけ出さなくてもいいんですよ。これ見てて気づかなかった人いたのかなあ?録画してたら是非見返してみてください。

で、こっからようやく本題です失礼しました。先週黒崎の苦悩をきっちり描いてくれたおかげで、ドラマとしての方向性が定まって、凄く見やすくなりました。山Pの黒崎もますますハマってきて、ちょっとコミカルな詐欺部分と、復讐と孤独の間で揺れ動く人間ドラマの部分、両方とてもいいですね。片平さんは二時間ドラマの女王なだけあって、ホサケンとの駆け引きでの表情とか、わざとらしすぎずわかりやすい、絶妙な感じで流石でした。そして今回演出が大岡さんという初参加の方だったんですが、黒崎と冴島を対比する見せ方(変装シーンとか自室で電話してるシーンとか第三者を使って信用させる手とか)がこれまたわかりやすく、鴨南蛮やそぼろご飯といったアイテムの使い方も良かったです。

ゆかりは氷柱に意地悪するだけじゃなく、黒崎にとってもかなり厄介な人物になって来ちゃいましたね。ラストに向けて、彼女の存在もキーになったりするかな?と思ってますがどうでしょう。氷柱は当初の「検事志望として犯罪者が許せない」っていう理由ではなく、完全に「復讐の為だけに生きるんじゃなく幸せを感じて欲しい」という方向にシフト。神志名には「お前は一人だ」と言われ、桂木にも「そろそろ捨て時かな…」と言われ、警察に捕まるのも時間の問題…。そんなギリギリの精神状態のところに、「あなたは一人じゃない」って手作りご飯差し入れてくれる女の子がいたら、そりゃグラっと来ちゃうよね。今回はぐっとこらえてご飯を捨て、家族の写真を見て改めて復讐に生きよう、と誓っているかのような黒崎だったけど、せつなかったなあ。

そんな感じでかなり黒崎に感情移入できるようになって、ドラマとしてもぐんぐん面白く感じてきてるとこなんですが、更にここんとこ山Pのビジュアルが最高!なんですよねえ。今回もいちいちかっこよくて、何度も見惚れてしまった…。やっぱり今どきの軽い若者役だと、堅いリーマンより数段イキイキしてますな。ホサケンは全部良かったけど、特に財団法人でわざと冴島に尾行させて、まんまと信用させたとこの、ピンクのインナー姿が激カワでした。無理に前髪垂らさないで、これぐらい横分けにしちゃっていいのになあ。来週のシロサギはいしだあゆみか!これも楽しみー。でも予告で全然映らなかったですね。撮影遅れてるの?どうやら最終回のシロサギは、萩原聖人みたいですよ。もちろん父親のかたき、岸辺シローも出るしね!あー、せっかくこっちも乗って来たとこなのに、あと二話で終わっちゃうなんて寂しい。もっと黒崎が見たいよう。